「インバウンド最前線 -訪日ビジネスの施策とリアル」今回は第8回目の放送です🎉この番組では訪日インバウンド業界リーダーをお招きして、訪日ビジネスの施策やそのリアルを深掘ります。

2030年訪日客6000万人時代に向けて、多言語対応人材の即戦力マッチングサービスを運営するReelu(リール) (https://reelu.jp/)が、時事ネタに触れながら、日本の受け入れ体制増強に向けてさまざまな事例や仮説を共有していけたらと思っております✊

今回はMarriottグループ等のホテル業界歴8年・Reeluの石丸香織が、通訳として活躍する河村圭子さんをゲストに迎え、公務員から同時通訳に転身した変遷や、通訳の働き方のリアル、そしてAIについてのお考えをお尋ねしました!

第8回ゲスト:プロフェッショナル通訳・河村圭子さん

<プロフィール>・幼少期アメリカ→日本在住・元国家公務からフリーランス通訳へ・同時通訳、ウィスパリング、逐次通訳に対応・司法行政、スポーツ日本代表等の現場で活躍

公務員からフリーランスの同時通訳へ

また、行政の知識や肌感覚も、地域密着・公共性の高い案件では特に強みになっています。

通訳を志したきっかけは、小学生の原体験を思い出したこと ——公務員から通訳になろうと思った最初のきっかけは何でしたか?公務員の仕事の中で通訳を依頼されることがあって、その時にある出来事があったんです。内容は詳しく言えないのですが、とても悲しい内容で、その日初めて会った方のために「この人のために私のできる全てを捧げたい」と思った瞬間がありました。

その時に、自分の言葉を使って相手に全てを渡すことができた——この経験は私にしか出せない価値なんだと気づいて、これを生業にしていくことが自分の中で合致したんです。——その原点はさらに遡るんですよね。 そうですね。通訳の一番の原点は小学生の時です。アメリカにいた頃、同級生に「カエルって日本語でなんていうの?」と聞かれて教えたら、めちゃめちゃ喜ばれて。

その時に「言葉って人を幸せにできるんだ」とふと思ったんです。それが大人になって公務員で通訳した時の経験とどこかでつながったんですよね。

社会人10年目の決意、未経験からフリーランス通訳になるまでの道のり ——実際に通訳になろうと思ったら、何から始めたんですか? まず通訳の学校に通いました。英語が話せることと通訳ができることはやはり違うと思っていたので、スキルを磨く上でも通訳学校は必須だと考えていました。——通訳学校ではどんなことを教えてもらえるんですか? 日本語から英語、英語から日本語への変換を正確に行う方法、素早くパッと出せる力の醸成、語彙の増やし方、現場でのクイックレスポンスの訓練など、実際の通訳に必要なスキルを練習して身につけていくところですね。——学校に通っている間は、公務員の仕事は続けていたんですか? はい、学校中はまだやめていませんでした。習い事の一環として通っていたので、ちょうど仕事でも英語を扱う機会があって、いい感じに活かせていましたね。卒業後に退職しました。——退職してからエージェントへの登録という流れですね。公務員をやめる時、不安はありませんでしたか?大変心配でした笑。ただ公務員として多くの方々の人生を見てきた中で、「一度の人生でやりたいことはやる」という気持ちが徐々に強くなっていって。むしろ公務員を続けるという決断の方が私には恐怖でした。やりたいことがあったから。——やめた時は何歳でしたか? ちょうど社会人10年目、33歳でした。公務員の仕事は本当に好きだったんですが、好きなだけでいたらきっといつまでもいてしまうと思ったので、10年を区切りにしてやめると決めていました。

通訳の仕事内容と現場のリアル

フリーランス通訳、雇用形態や働き方は? ——通訳さんの雇用形態はどんな形が多いですか?一般的には、大きく「フリーランス」と「インハウス(一企業に常駐)」に分かれます。フリーランスは業務委託が基本。インハウスは正社員・契約社員・派遣などさまざまで、海外業務の多い大手メーカーや大手アパレルが自社で通訳を抱えるケースもあります。稼働単位は業界慣習として半日または1日が基本で、予定より長引いた場合はオーバータイムになります。

私は基本的にフリーランスとして働いていますね。

これからの通訳業界〜通訳の仕事はAIに代替されない?「不完全さ」がポイント ——AIがどんどん進化していますが、通訳の仕事への影響はどう見ていますか? 私の仕事は絶対になくならないと思っています。

AIには人の心の機微は読めないと思っているんです。今日は機嫌がいい、明日は機嫌が悪い、同じ言い方でもこの人には前向きに届いて、あの人には後ろ向きに届く。そういった人間の不完全さを分かってあげられるのは、やはり人間しかいないと思っています。完璧さがAIたるゆえん、不完全さが人間たるゆえんだと私は思っていて。その人間の不完全さを、完璧なAIには分からない。だから通訳の仕事は取られることはないと確信しています。また、AIが完璧にきれいな音声で読み上げても、聴いているだけだと眠くなってしまいます。人間の声の抑揚、言い間違い、温度感があって初めて、人はそれを温度のある言葉として受け取れるんですよね。——逆に、AIの方が向いている場面はありますか? うーん。例えば、「渋谷駅までどう行きますか?」「チケットを1枚ください」といった、回答が決まっていて相手も回答だけ欲しい場合はAIで十分だと思います。そちらの方が駅員さんの仕事量も減って助けになるんじゃないかと思っています。——コミュニケーションではなく、回答だけを求める場合ということですね。 そうですね!——ありがとうございます!今回は通訳現場のリアルということで、いろんなお話をお伺いできましたので、今日はお話たくさん聞けてありがとうございました。いえいえ、どうもありがとうございます。聞いていただき、皆様ありがとうございました。——インバウンド最前線、またいろんなゲストをお迎えしてお送りしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社Reelu(リール)多言語対応が必要な現場における即戦力人材を、1時間から呼べる完全審査制のマッチングサービスです

**

株式会社Reelu(リール)

**

株式会社Reelu(リール)の企業ページです。テクノロジーを通じて、国籍や文化背景とわず、あらゆる人が"自分らしく"社会参